なかなか良いロゴが作れなくて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。それはロゴ作成における重要なポイントを理解できていないだけかもしれません。ロゴ作成で重要なポイントとなるのがテキストです。テキストを工夫するだけでロゴの印象が変わってきます。
そこで今回はロゴ作成で重要となるテキストを工夫する方法について紹介していきます。
テキストを工夫するときに変化を加えやすいポイントがフォントです。使うフォントによって見る人の印象が大きく変わってきます。柔らかい印象を与えたいときには丸っぽい見た目のフォントを選ぶのが好ましいでしょう。
真面目な印象を与えたい場合は角ばったフォントを選んだ方が効果的だと考えられます。このように相手にどのような印象を持ってもらいたいかを考えた上でフォントを選ぶのが重要だと言えます。ロゴ作成を行っている人の中には、自分の好みだけでフォントを選んでいる人もいるかもしれません。
それも間違いだとは言い切れませんが、相手の受け取り方を考えてフォントを選べば、ロゴに良い効果を持たせることができます。カッコイイからという理由だけで筆記体タイプのフォントを優先的に選んでいる人もいるかもしれません。
何か明確な狙いがあって筆記体フォントを使っているのであれば問題ないですが、カッコイイという理由だけで選んでいる場合は他のフォントを探す方が良いと言えます。筆記体フォントは文字が潰れやすいので、ロゴのテキスト部分を見たときに文字が読みにくいという問題が発生しやすいです。
テキストを使ってコンセプトを伝えたいのに、その文字が読めないのはマイナス効果しかありません。このようなミスを避けるためにも、フォントを選ぶときには読みやすいフォントを優先的に選ぶのが重要だと言えます。
手っ取り早くテキストの印象を変えたいのであれば、テキストの色を変える方法が効果的です。色を変えるだけでテキストの見た目が明るくなるケースや、落ち着いた印象に変わるケースがあります。この色でテキストに変化を加えるテクニックを使うときにも、ロゴにどんな印象を持たせたいかを考える必要があります。
ダークな印象を与えたい場合で言えば、レッドやオレンジ、ピンクのような明るい印象が強くなる色を選んでしまうのは逆効果だと考えられます。ダークな印象を与えたい場合は暗い色合いを優先的に選ぶのが好ましいでしょう。
例えばブラックやパープルといった色が適しています。商品ロゴにテキストを使う場合であればターゲット層を考えた上で色を選ぶのが有効な手段だと考えられます。例えば女性向けのアイテムを売り出したいケースで言えば、レッドやピンクといった女性らしさをアピールしやすい色が好ましいです。
男性と女性の両方をターゲットにしている場合であれば、中性色を選ぶ方が良い効果を得られやすいでしょう。中性色の中でもグリーン系の色合いがテキストには使いやすいと言えます。グリーン系の色合いは目への刺激が少ないので、高齢者向けの商品ロゴに使うのも良い方法だと考えられます。
テキストの中でも特に注目してもらいたい文字がありますよね。その文字に注目してもらうためには、テキストを強調するというテクニックを使う必要があるでしょう。しかし、テキストの強調を行う方法を知らない人もいるかもしれません。
テキストを強調するテクニックの1つとして挙げられるのが縁取りです。文字の周りを別の色で囲っているテキストを見たことはないでしょうか。そのテキストは縁取りを使って文字を強調しています。例えば赤色で文字を書いているテキストがあった場合、その縁を別の色で囲うことで縁取りができます。
縁取りを行うときのポイントは、文字色と同じ色や文字色に近い色は選ばないことです。文字色と同じ色を選ぶと文字自体が見えにくくなり、テキストが強調されないという問題が発生します。文字色に近い色を選んだ場合でも、テキストを強調するという効果は薄いので避けておく方が良いと言えます。
例えば黒色でテキストの文字を書いている場合は、白色で縁取りを行うのが効果的です。縁取りはテキストを強調する効果を得られるだけでなく、テキストを読みやすいものに変える効果もあります。そのため相手に見やすいロゴを作成したい場合には、テキストの縁取りは行っておくのが良いと言えます。
テキストの中でも強調したい単語だけを縁取りしてみるのも面白い方法でしょう。
テキストに強弱をつけたいと考えたことはないでしょうか。テキストに強弱をつけることができれば、強調したい文字をさらに強くアピールできますよね。そのテキストに強弱をつけるテクニックの1つが文字の大きさで変化を加えることです。(詳細 > bizup! > ロゴ作成のビズアップ)
例えば「文字を大きくする」という言葉を書いたときに、全ての文字が同じ大きさであれば文字全体をざっくりと見る人が多い傾向にあります。
しかし、このテキストでは「大きく」という部分を多くの人にアピールしたいと考えています。そこで役立つのが強弱をつけるテクニックです。多くの人に知ってもらいたい文字である「大きく」という部分だけを他の文字よりも大きく表示します。
そうすることによって、このテキストを見た人が「大きく」という部分に注目してくれる可能性が高くなります。より強くアピールしたいのであれば、「大きく」という部分以外の文字を小さく表示するのも良いでしょう。周りの文字を小さくすることで、より文字の大きさが際立つため、その文字に注目してもらえるケースが増えます。
見やすいテキストにこだわっている場合は、文字の配置を工夫するのも良いかもしれません。文字の配置を変えるだけでテキストの見やすさが変わります。例えば文字数が多いテキストの場合は文字を二段か三段に分けて配置するのも1つの方法です。
二段か三段に分けることによって、文字が一列に並んでいたときよりもテキストが読みやすくなるケースが多いと言えます。見てもらいたい文字を中央に持ってくるのも1つの方法でしょう。中央にある文字は端に配置されている文字よりも見てもらえる可能性が高いので、アピールしたい文字は中央に持ってくるのが有効な手段だと考えられます。
ここで紹介したテクニックを駆使することで、読みやすいテキストに変えられるでしょう。テキストに変化を加えていけば魅力的なロゴを作れるようになります。初めは試行錯誤を繰り返すことになるかもしれませんが、繰り返していくうちに自分が満足できるようなロゴデザインが作れるようになるでしょう。
テキストに変化を加えるときには見る人の立場を考えるのが重要だと言えます。