ロゴ作成の見積もりを取るときのコツ

外部業者にロゴ作成を依頼するときには見積もりを取る必要がある場合が多いでしょう。どのくらいの費用がかかるかをはっきりさせ、いつまでに仕上げてもらえるかをわかるようにするためには見積もりの取得が重要になります。

この記事ではロゴ作成の見積もりを取るときに知っておきたいコツを紹介するので参考にして下さい。

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ロゴ作成では依頼する数が重要

業者にロゴ作成を依頼するときにはいくつロゴの候補を作ってもらうかを予め決めておくのが重要です。ロゴを作ってもらうときには1つだけ依頼するということもないわけではありませんが、複数作成してもらってどれがベストかを比較検討することが多くなっています。

業者としても複数のデザインが思い浮かんできてしまい、どのアイディアに基づいて作るのかが悩みになりがちです。そのため、プランとしても1つではなく3つや5つ、あるいはそれ以上といったものを用意しているのが一般的です。

プランで数量の候補が決まっている業者でも相談すれば別の数を指定できることもあります。

基本的には数が多いほど費用が高くなり、納期も長くなりますが、単純な比例関係にあるわけではありません。数が多いほど単価が下がる傾向があるので、どのくらいの数が良いかをよく考えて決めるようにしましょう。

ロゴの仕様を決めておこう

業者にロゴを作成して欲しいとざっくりと話をしただけでは、いかに優秀なデザイナーがいたとしても理想的なロゴを作ってもらえることはありません。どのようなロゴを作って欲しいのかを伝えて作成してもらうことになり、その伝え方次第で仕上がりが大きく変わります。

裏を返せば、意図が正確に伝わっていないと想定していたのとはまるで違う姿になってしまうこともあるので注意が必要です。業者のデザイナーに任せる部分と任せない部分を明確にしてから相談するとそのような失敗を避けられるでしょう。

その上で大切なのはロゴの仕様を可能な限り決めておくことです。例えば、ロゴを使用するシーンに応じてプリントする大きさは異なるでしょう。それによってエンブレムとテキストの大きさのバランスをどのくらいにするのがベストかは異なります。

ロゴの大きさは縦横の長さのバランスも考える必要があり、使用する目的によってどの比率が良いかが異なるでしょう。サイズについては特に指定しておいた方が想定外にならずに済みます。また、入れて欲しいテキストや使用して欲しいエンブレムがある場合には提出しましょう。

エンブレムについては作成から始めてもらうこともできますが、どのようなエンブレムにして欲しいかを正確に伝えることがやはり必要です。

業者に要求する点を明確にしよう

エンブレムを作成してもらうかどうかというのも含めて、業者に要求する点を明確にするのも見積もりを取るときには肝心です。業者としては幅広く請け負って大きな金額を請求したいと考えるのがもっともなことで、本当は必要としていなかったことまで手厚くサービスされてしまうこともあります。

業務範囲の策定は簡単なことではありませんが、少なくともオプションの有無やプランによる違いははっきりとさせて無用なことまでやってもらわないようにするのが大切です。費用を抑えられるだけでなく、納期も短くなる可能性が高いので重要なポイントでしょう。

逆に費用をかけてでもやって欲しいことがあるなら合わせて相談するのが大切です。この時点で希望することは一通り話題にしておくと、その業者が何ならできて何はできないのかが明確になります。それによって一社への依頼で目的を果たすことができるかどうかも左右されるので、打ち合わせの段階で話をしておきましょう。

ロゴの印刷も依頼できたら嬉しいといったときには特に意味がある点です。

内訳や詳細がわかるようにしてもらおう

見積もりを取る段階になったときには金額や納期だけでなく、内訳や詳細がわかるようにしてもらうのが大切です。業者によっては金額しか書いていない見積書を出すこともあり、納期も口頭で説明するだけで書面に落とし込まれていないこともあります。

しかし、金額が妥当なものなのかを吟味する上では何にいくらがかかっているかがわかる必要があるでしょう。納期が長い場合にはなぜそんなに先になってしまうのかを知りたいと考えるのがもっともなことです。書面になっていないと契約の段階で納期が延びてしまうリスクもないわけではありません。

このような観点からきちんと詳細がわかるようにした書面を準備してもらい、不備があったらその場で指摘をするのが大切です。

見積もりを複数取って比較しよう

見積もりを取って予算的にも納期的にも問題がない内容だったら依頼してしまうかもしれません。確かに見積もりを取るのにも手間がかかるので、ようやく手に入ったから発注しようと思うのも妥当な考え方でしょう。ロゴ作成を発注するのが初めてでないのであれば特に問題はありませんが、初めてなら他の業者からも見積もりを取ってみるのが安全策です。

一社としかやり取りをしていないとサービスの良し悪しも、費用や納期の妥当性も客観的に評価することは難しいでしょう。他の業者から見積もりを取ってみると同じ内容なのにとても安い、納期が短いといったことがあるかもしれません。

少なくとも二社からは見積もりを取って比較してみた方が妥当な内容かどうかがはっきりとします。これを見越して最初から二社と相談を始めておくのも効率的なやり方です。打ち合わせにかかる回数や見積もりを取るまでにかかる時間も比較してみると、スピーディーに対応してくれる業者か、意図をよく理解してくれる業者かといった点もわかるでしょう。

費用や納期についてどちらも納得できるようなら、印象が良かった方を選べば良いという結論に達します。手間がかかるのは確かですが、失敗しないためには重要なことなので複数の見積もりを取ることを前提にして準備を始めるようにしましょう。

ロゴ作成は見積もりを取る前の準備が大切

ロゴ作成の見積もりを取って費用や納期を明確にしたいときには事前に準備をしておくことが大切です。候補をいくつ作成してもらうのか、仕様はどのようにするのか、業者に何を依頼するのかといった点を明確にするとスムーズになります。

他社との比較をしてみた方が費用対効果が高くなるので、少なくとも二社の見積もりを取るのが賢明です。